飲酒運転事故:興津小教頭を懲戒免職 対応不適切の校長も減給6月 /高知
毎日新聞 2012年6月1日(金)16時53分配信
県教委は31日、飲酒運転で物損事故を起こした四万十町立興津小、浜田吉史教頭(54)を同日付で懲戒免職処分とした。事故を知りながら、迅速に警察や教育委員会に報告しなかった同小の北岡義彦校長(52)も減給6月(10分の1)の懲戒処分とした。
県教委によると、浜田教頭は5月11日午後6時ごろ、町内で開かれたPTAの歓迎会に出席し、ビール大瓶3本や日本酒2合を飲んだ。歓迎会が終わった午後9時ごろ、近くの小学校に駐車していた乗用車を運転。約200メートル進んだ地点でハンドル操作を誤って道路から転落しそうになり、道路下にあったビニールハウスの一部を破損して停車した。北岡校長も歓迎会に出席しており、浜田教頭から事故の連絡を受けていたが、警察に報告しないまま、2人で2次会に参加したという。事故から2日後の13日に町教育委員会と警察に報告した。
県教委は「極めて重大な事故。校長の対応も管理職としての責任を厳しく問われるもので猛省を促したい」とコメントした。【小坂剛志】
6月1日朝刊